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「おくのほそ道」道中最も長い滞在をしたことで知られる尾花沢。
芭蕉たちはここで友人である鈴木清風の歓待を受け、旅の疲れを癒しました。
町の中には俳聖の足跡が残されています。





■養泉寺
芭蕉は尾花沢に10泊しましたが、そのうち7泊は清風のはからいでこの養泉寺で過ごしました。境内には「涼しさを我宿にしてねまる也」の句碑、いわゆる「涼し塚」と、芭蕉や清風たちが詠んだ歌仙の連句碑があります。

■芭蕉・清風歴史資料館
この資料館は豪商・鈴木清風の邸宅跡のとなりに建てられたもので、江戸時代の雪国の代表的町家である旧丸屋酒造店を移築して利用しています。展示内容は「おくのほそ道」関係を中心に、尾花沢の歴史資料や民具などがあります。

■銀山温泉
古く16世紀に銀鉱が発見され、江戸時代には公儀山として栄えた銀山。現在は木造三層四層の旅館が軒を並べる温泉街として注目を集めています。雪景色がしっとりと似合う湯のまちには冬も見どころが多く、季節を問わず人々が訪れます。


■村川素英の墓
素英は芭蕉の滞在中、多忙な清風に代わって接待役を務めた地元の俳人です。上町観音堂にはその素英が生前から用意していたという墓があります。四角いシンプルな造りで、「村川素英生前墓」と書かれた標があります。

■みちのく風土記の丘資料館
みちのく風土記の丘資料館は、農村であるこの地域の歴史的資料や農具、民具を集めて展示しています。収集範囲も広く、縄文遺跡の発掘品からおくのほそ道関連資料・尾花沢開拓史までを網羅しています。

■徳良湖と花笠音頭
日本を代表する民謡「花笠音頭」はここ徳良湖が発祥地です。工夫の作業唄が花笠音頭となり、唄に合わせてスゲ笠を廻して踊ったのが「花笠おどり」として今に伝えられています。

 (C)2001 おくのほそ道山刀伐峠保全整備協議会